イベント開催報告
-
2025.07.13 外国人特定技能職員が久留米大学生と交流
聖マリア病院グループで働く外国人特定技能職員7人が7月13日、久留米大学文学部国際文化学科の学生10人とダンスのワークショップを通じて交流しました。地域で働く外国人特定技能職員について市民に広く知ってもらい、相互理解を深めてもらおうと久留米市が企画したものです。
会場となった久留米シティプラザでは、参加者がお互いにコミュニケーションを取りながらポーズを取って石像のように動かなくなったり、音楽に合わせて踊ったりと、さまざまな身体ゲームが行われました。
進行役を担った振付家兼ダンサーの真吉(まさきち)さんは「初めは動きも交流もぎこちなかったが、ストレッチやゲームを通して打ち解けていってくれた。笑顔あふれる良い時間になったと思う」と今回の会を振り返りました。
久留米大学の神本秀爾教授は「ここに集まった学生10人は、自らこの交流を望んで参加したメンバー。今回の取り組みが続いてくれることを期待している」と語りました。また、参加した外国人職員は「大学生と交流する機会は今までなかったので、とても楽しかった」と目を輝かせていました。
当院の外国人特定技能職員は今後も、聖マリア学院大学の学生、さらに小学校での国際交流が計画されています。
※特定技能とは、日本の深刻な人手不足の状況に対応するため、一定の専門性・技能を持った即戦力となる外国人を受け入れることを目的とした制度です。介護分野もその一つで、聖マリア病院グループでも介護施設などで外国人特定技能職員が働いています。
2人1組になり、ストレッチを行う様子
石像ゲームの様子
ダンス後の集合写真
-
2025.07.02 国際協力機構(JICA)の研修開催
2025年5月26日(月)〜7月2日(水)の期間、聖マリア病院は、国際協力機構(JICA)からの受託事業として、病院経営をテーマにした研修を開催しました。アジア、アフリカ、中南米の7カ国8人(医師6人、事務官2人)が参加し、院内各部署の管理体制についての講義や見学、また、外部から講師を招いての講義、視察を行いました。
研修の終盤には、研修員それぞれが自組織の課題解決に向けたアクションプランを作成し、発表会を行いました。帰国後は、研修の成果であるアクションプランの実践に向けた取り組みが期待されます。
研修を終えて、ホンジュラスの医師オスカーさんは「研修は有益かつ充実していて、病院経営の確かな技術的知識のみならず、深い文化的経験ももたらしてくれました。研修を通じて私たちに示された心遣い、尊敬、おもてなしの心に感動しています。日本人のプロ精神と温かい心、そして素晴らしい医療制度が相まって、自国で応用したい貴重な学びと一生忘れない印象が私の心に残りました」と話しました。
聖マリア病院の谷口病院長とJICA研修員のみなさん
各現場やシミュレーションセンターを見学し、積極的に講師に質問をされるみなさん
集中してワークショップに取り組む姿
アクションプラン発表会の様子